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書いているのはこのふたりです。
身長差約40cmの翠猫館凸凹コンビ
左=妻。猫プロジェクトの取り締まられ役 さ長。腱鞘炎持ちのCG屋。家庭も会社もイタズラも懲りない性格で支えてます!
右=さ長の夫。何でも屋・兼・トラブルシューター。プロジェクトの稼ぎ頭にして万能主夫マーケター。不屈のチャレンジャー。

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ロゼの物語

2005年04月19日

ロゼの物語5 哲学する黒豹

猫は時々、窓の外を見て空に話しかける。
雀とさえおしゃべりしている。

 

夏への扉というロバート・ハインラインのSFがある。
ハインラインは好きじゃないが、
夏への扉が嫌いで猫は好き、という両立は難しい。

 

だって本当に、猫は扉の向こうをのぞくのだ。
とても哲学的なカオをして。

 

哲学的な貌をしているから頭がよいのかと思っていたら、実はロゼはあんまり賢くは無かった。

 

「食卓の上には乗ってはいけない」と躾ようとした。
食卓の上に乗った瞬間に鉛筆を投げた。

 

それはロゼの身体の何処かに当たって、ロゼはえらくビックリした。
ロゼは鉛筆がどこから来たのか解らなかった。
解らないロゼにこちらがショックを受けた。
(マジ解らないの!?)

 

もっともこのやり方はロゼ以外には通用しなかった。
ロゼ以降、2匹の猫と暮らしたが、ロゼにしか通用しなかった。
一番知的な貌をして、一番哲学者ぶってたのに。

 

冬が近付くにつれ、ロゼは力強い猫になった。
黒い毛並みは真っ黒で、私の手持ちの黒い服のどれを持っても、ロゼの隣に持ってくると色褪せたグレイに見えた。

 

シルエットがスラリとしていてたくましい。
まるで黒豹だ。


そしてツヤツヤの毛皮。
相変わらず抱き上げると暖かい。

 

暖かい、私の黒豹。

 

朝、背中が重くて目が覚めると、ロゼが私の上で寝ていたりする。
寒くなってくると、私や妹の布団の中に入ってくる。
ロゼのお陰で、冬がちょっぴり好きになった。


猫がすり寄ってくれるから。

 

私は時々ロゼをぎゅ〜っと抱きしめては嫌がられる。
ロゼはニンゲンに抱かれるのがあんまり好きでは無いらしい。
私が抱き上げると「ちょっと我慢してあげるよ」
って顔で数秒我慢してくれて、
そしてあっさりと腕の中から出て行く。

 

大きいからジャンプ台にされるこちらがよろけてしまう。
そんなロゼにニンゲンがメロメロ。


自慢の黒豹。


ずっと側に居てくれると思っていた。

 
nekoHOもうすぐ春です。宜しければポチをお願いします。

2005年04月18日

ロゼの物語4 夏の戦い

15716eb7.jpg

ロゼと出会って初めての夏。
知らなかったので何の予防もしていなかった。
ノミが大量発生した。


夏の間は暑いから猫の身体から離れてもノミは生きていけるのだ。


あっという間にニンゲンの両手両足がノミの餌食になった。
しかも過去に免疫のない虫なので、容赦無く全部化膿した。


ノミ取り首輪。
ノミ取りシャンプー。
ノミ取り櫛。


そしてバルサン。


ロゼをキャリーに入れて、夏休みの学校の図書館に行く。
その間に家中バルサンを焚く。
帰ってくると家中の大掃除。


掃除が終わってからロゼをキャリーから出してシャンプーして、ノミ取り櫛でロゼの毛皮を丁寧にすく。
このときに食器用洗剤を混ぜた水と綺麗な水の2種類を洗面器に用意する。


シャンプーするとノミは仮死状態になるらしい。
それでもノミ取り櫛に引っかけられて外気に触れると動き出す。
うかうかしていると逃げられるので、素早くノミを指で押さえ、洗剤を入れた水に漬ける。
これでノミは死ぬ。


その櫛を真水で洗い、またロゼの毛皮を梳いていく。
この作業を一通りやってノミが出なくなったら、最後にノミ取り首輪をロゼに付け直して
(暴れないでロゼ!あんたをノミから守るんだから!)
1ラウンド終了。


これを1週間置きに4回やった。
計2ヶ月だ。
夏が終わる。


nekoHOノミとの戦いを経験したことがありますか? 参考になりましたら幸いです(^-^)

2005年04月17日

ロゼの物語3 猫は野生の魂!

ロゼを医者に連れて行った。
何とロゼは男の子だった。

 

そして「この子猫は大きくなる」と言われた。
ちょっぴりがっかりした。
小さい可愛い猫をねこ可愛がりしたかったから。

 

「大きくなったからって捨てたりしたらダメですよ」
と獣医に釘を刺された。
がっかりしたのが顔に出たらしい。

 

「とんでも無いです!そんなことしません!」
と言いながら、チョビッとがっかりした自分を恥じた。

 

真夜中に目が覚めると、光が二つ移動していく。
ビックリした。ロゼの目だった。
黒いから目以外の身体は見えない。
そして目だけが移動するのだ。
猫の目って本当に光るとは知らなかった。

 

正式に一緒にくらすようになってもう一つビックリしたことに
猫はテレポーテーションを使う。

 

階段を上る私より、ちょっと前を上っていくと思っていたら、階段のてっぺんに着いてもロゼが居ない。
ビックリして「ロゼ!」と呼ぶと
背後から「にゃ〜〜」とか近寄ってくる。

 

狭い階段なのだ。
一体、何時の間に私の前から私の後ろに移動したのか
全然解らない。

 

第一、足音がしない。

 

肉球という物がニンゲンのオモチャではなく、ストーキングするハンターとしての猫の武器の一つだと言うことにこのころ気が付いた。

 

朝、目が覚めるとゴキブリが分解されている。

屋上に上げておくと、いつの間にか雀を捕獲して見せてくれる。

 

「いたずら」というレベルじゃない。
こんな都会の、こんな家の中でさえ、
猫は狩猟する肉食獣で。
野生の存在なのだ。

 

ニンゲンが雀を捕まえることは難しい。
ロゼにはそれが出来る。

 

凄い。

 

格好いい。

 

ロゼと出会わなかったら、猫がこんな凄い生き物だなんて知らなかった。
可愛いだけの動物だと思っていた。

 

ハードな存在が格好いいと初めて知った。

 

nekoHO猫は野生の存在ですよね!そう思いますよね?


2005年04月14日

ロゼの物語 2家族に


Kuro

 

その頃には妹が共犯者になっていた。

 

当時住んでいた家は小規模な集合住宅みたいなもので
共有階段が完全屋内になっていた。

 

親にバレれば確実に捨てられると思ったので
私たちはその共有階段の屋上近くに、段ボールとタオルの敷物を敷いて
隣にトイレ用の別の段ボールとちぎった新聞を敷いて
そこでこっそりロゼを飼っていた。

 

ロゼはみるみる大きくなって、スポイトでミルクをあげていたのはほんの数日だけ。
あっという間にお皿からミルクを飲めるようになって、
2週間くらいで固形物も食べられるようになって
階段をよたよたと歩き回るようになった。

 

同時に隠し続けることが難しくなった。
あんまり泣かない猫だったけど、食べ物を必要とする。
流石に親も気付いた。

 

「猫か何かを隠しているの?」

 

これまで親はどんなに私が頼んでも、動物を飼うことを許可してくれたことが無かった。


私の喘息もあった。
私の性格で本当に面倒を見るのか?という不審もあっただろう。
そして母親は自身が動物を飼ったことが無かった。
だから母親は動物を飼うことが怖かったのだと思う。

 

でも今回はこちらも覚悟が決まっていた。
認められようが認められ無かろうが、ロゼは飼うのだ。
この先、もう一度何処かに放り出すなんて事は無い。
絶対にやらない。

 

ロゼを母親に見せた。
「げっ。黒猫。」
母親は躊躇した。

(ある程度は覚悟していたらしい)

 

それでも私は生まれて初めて
「反対する他人を自分の意見で押し切る」
という事をやった。
親が何と言っても譲らなかった。
親の方が譲った。
譲ってくれたのか諦めたのか、多分両方だろうけれど。

 

ロゼは正式にうちの猫になった。

 



 

2005年04月13日

ロゼの物語 1出会い ロゼ:推定1ヶ月弱

01bb851d.jpg
梅雨の始まりのある小雨の降る日、私は学校帰りだった。

 

駐車場の奥に向かって小石を投げて遊んでいる子供がいた。
その子の視線の低さに対象の小ささが予想できて、飛び出した。

「ちょっと何してんのよ!」かナニか唸って飛び込んでみたら、
黒っぽいフワフワした固まりがそこに転がっていた。

 

それは手のひらに収まって
暖かくて(生きてる!)
震えていた。(生きてる!)

 

手にした瞬間、その生き物のあたたかさだけで
「自分はもうこの生き物を手放せない」
と思った。

 

当時私は喘息持ちで、動物を飼うなんてとんでも無かった。
だからこの小さい毛玉が猫なのかもっと別の何かなのか、
私は知りようが無かった。

 

同時に私はその時まで、こんなに頼りなくて、柔らかくて、暖かい存在に
ちゃんと触ったことが無く、抱きしめた事も無かった。

 

だから尚更。
自分はこの初めてのモコモコしたあたたかい生き物を
絶対に手放せないと思った。

 

家に持ち込んだはいいけど、私はそれが生き延びるために、一体ナニが必要なのかが解らなかった。
適当に牛乳とかをあげても飲むでむなく。
だからといってハムとかをあげても食べなかった。
「このままでは死んでしまう!」と思った。

 

イキナリ近所の動物病院に電話を掛けて「猫みたいな物を拾ったんですが」とか言ってその飼育法を教えてもらった。
ミルクはスポイトであげること。
ミルクを飲んだらお尻を綿棒で拭いてあげると、うんちが出ること。
もう少し大きくなったらちゃんと予防接種が必要なこと。

 

「猫なんでしょうか?」「猫でしょう」

猫なんだ! 黒猫だ!
私は喜んだ。猫が好きだったから。
これは突然のプレゼントなのだ!
運命とか、神様とか、そういう存在からの。

 

だから絶対に手放さないと思った。

 

私はその子にロゼと名付けた。
黒猫ならば赤いリボンがきっと似合う。
もっと大きくなって、ちゃんと猫らしくなったら、
ロゼに赤いリボンをつけてあげよう。